FOCAL

Electra 1028 Be 2

Gamma "γ" Structure
デザインとテクノロジーが出会う時、ハーモニーが生まれる。

低域部にデュアル・ポート・パワーフロー・システムを搭載。
ダイナミックな躍動感と、高・中域の鮮明で豊かな音のハーモニーをお楽しみください。

Electra 1028 Be 2

標準価格:¥1,350,000/ペア (税別)

カラ-


  • Black Lacquer
    (ブラック・ラッカー)

  • Slate Grey
    (スレート・グレー)

  • Champagne
    (シャンペーン)

  • Basalt
    (バサルト)

  • Imperial Red
    (インペリアル・レッド)

  • Walnut
    (ウォールナット)

特徴

シンプルで自然な美しさを持った純粋なラインで構成された意匠に仕上げるため、Electra 1000 Be 2 シリーズは実績のあるパリのPineau&Lepocheデザインハウスに協力を依頼し開発されました。
Electra 1000 Be 2 では、すべてのデザイン要素がスピーカー本来の高い性能を裏付ける技術的な必要事項とみごとに調和しています。 Electra 1000 Be 2 に関しては何も制約を設けませんでした。与えられた課題に対し各曲線部分は慎重に考慮したうえで、確実な答えを得て修正が施されました。ツイーターハウジングが取り付けられ一体化された剛性の高いアルミ合金のサブバッフルは、 完全に振動を排除した極めて安定度の高い構造です。
Electra 1000 Be 2 の形状は、すべて目的に沿っています。
例えば、定在波を拡散させる幾何学的に不平行な側板を用い、フロアスタンディングモデルでは伸びやかな低域再生のために圧縮現象を軽減する口径の大きなバスレフポートを底面に設け、側板と一体化したテーパーを持った脚部の間からリスナーに向け効果的に低域エネルギーを放射します。さらに、Electra 1028 Be 2では背面にもポートを設け、量感とインパクトをさらに高めたデュアル・ポート・パワーフロー・システムを搭載。付属のフォームプラグにより設置状況に合わせた低域調整も可能です。
ハイエンド・スピーカーの分野における新しく独創的な試みが Electra 1000 Be 2 シリーズに力強さを与えます。

Tweeter IAL :Infinite Acoustic Loading

IAL:無限大の音響的負荷を与える
歪みの無い最適なリニアリティを保ちながら、ミッドレンジ領域に再生帯域を引き下げることが可能なツイーターを実現するには、ボイスコイルを含む振動系全体の共振周波数を下げることが必須条件です。もっとも簡単な方法はドーム振動板の重量を増すことですが、過渡特性を損ない十分なダイナミックレンジを確保できなくなります。
これを解決するため採用されたIALでは、形状記憶素材であるPORONによるサスペンションで高い応答性を得ることと、無限大の音響的負荷を実現する専用のバックキャビティの容量を増すことで試みました。その結果、きわめて広い周波数帯域での優れたリニアリティと、680Hzという非常に低い最低共振周波数(fo)を達成しました。これは他社の追随を許さない性能であり、特に再生周波数全域で95dBの感度と0.2%以下という低歪を実現しています。

The composite "W" sandwich

※写真左:ダブルスキン18.0cm "W" コンポジットウーファー
※写真右:"W" サンドイッチ振動板


1995年、最初の Grande Utopia のためにFOCAL社が開発したコンポジットWサンドイッチ振動板は、当時のもっとも洗練された最先端技術に対しても20倍に等しい優位さを備えていました。
FOCALによって設計製造されたこの振動板は、Electra 1000Be シリーズの解像度や、音の精度を実現するために必要不可欠なキーテクノロジーです。 その後の多くの開発、改良を経て "W" の最終的な進化形が実現しました。
ガラスシートの密度はより高くなり、発泡の層はフレキシビリティが増し、ドライブユニットの再生周波数帯域に合わせて振動板の重さや硬度、ダンピングを微調整し、最適な特性を得ることができます。 同時に、ユニットに求められる重要な要素である完璧なピストンモーションを維持することが可能になりました。入力信号に対し完璧に動作するドライブユニットを機構的にも電気的にも何ら修正することなく設計することは、考え得るもっとも高度な解決策です。
Electra 1000Be シリーズに搭載されるすべてのドライブユニットと同様、"W" 振動板はFOCALの自社工場で製造されています。 これこそ、必要不可欠とするメイン部品に対し、その試作、製造から品質管理のすべての段階に精通し、自信を持って保障し得る唯一の方法なのです。

Gamma "γ" Structure

"γ" Structure は、重量が大きく剛性の高い50mm厚のMDFによるフロントバッフルを持つキャビネット構造です。 ウーファーユニットの大きな運動エネルギーの反作用によって発生するロスや歪を抑え、さらに圧縮現象の無い大口径のバスレフポートにより、 解像度が高くパワフルで開放感に溢れた低域再生を実現しています。ツイーターは剛性が高くバッフルと同じラウンドフォルムを持つアルミ合金のサブバッフルにハウジングとともにマウントされ、スムースな拡散特性によりクリアな高域再生を得ています。また、定在波を防ぐ不平行の側板により、フラットな周波数特性を獲得しています。


Electra 1028 Be 2、1038 Be 2、および Stand S1000 High Gloss に標準装備されている高さ調整可能なスパイクとプラスチックの脚

スペック

モデルElectra 1028 Be 2
型式3ウェイ/フロアスタンディング/バスレフ型パワーフローシステム
ドライブユニット2.7cm “IAL” ピュアベリリウム・インバーテッドドームツイーター
16.5cm “W” コーンミッドレンジ
16.5cm×2 “W”コーンウーファー
周波数特性(±3dB)34Hz - 40kHz
低域再生能力(-6dB)28Hz
出力音圧レベル(2.83v/1m)91.6dB
定格インピーダンス
クロスオーバー周波数350Hz/2,200Hz
推奨パワーアンプ出力40 - 300W
寸法(W×H×D)264×1,110×350mm
重量(1台)33kg
JANコードBlack Lacquer(ブラック・ラッカー):4546063301143
Slate Grey(スレート・グレー):4546063301112
Champagne(シャンペーン):4546063301129
Basalt(バサルト):4546063301136
Imperial Red(インペリアル・レッド):4546063301358
Walnut(ウォールナット):4546063301365